透析療法

透析療法は腎臓に代わって血液をきれいにし、水分、電解質バランスを調節する方法で、血液透析と腹膜透析の2つの方法があります。

■血液透析■

血液を機械に通して濾過する方法です。一般的には腕の血管からポンプを使って体外に血液を取り出し、ダイアライザーという透析膜を通して不要な老廃物、水分、電解質をこし出し、きれいになった血液を再び体の中に戻します。週2-3回と定期的に透析を行う医療機関を受診し、専門のスタッフによって一回3-4時間行う必要があります。

内シャント

血液透析では、毎分200ml前後の血液を循環させる必要があるため、バスキュラーアクセスと呼ばれる血管の取りだし口が必要です。一般的には、手首の動脈と静脈をつなぎ合わせて血管を太くする手術を事前に行います。こうしてできた血管を内シャントといいます。

■腹膜透析■

機械ではなく、患者さまご自身の腹膜を透析膜として利用する方法です。腹膜はお腹の中で胃や腸を包んでいる膜で、成人では2m2以上あり、表面には細かい血管が網の目の様に張り巡らされています。お腹の中に管を通して透析液を入れる事により、腹膜の血管から老廃物や水分が透析液にしみ出し、一定時間ごとに透析液を入れ替える事で、体内を綺麗にすることができます。一般的にはCAPD(持続携帯式腹膜透析)が行われています。これは透析液の注入を、自宅や職場で患者さまご自身が行います。

腹膜透析カテーテル

透析液をお腹の中に入れる為の管を、透析を始める前に留置する手術を行います。

血液透析と腹膜透析の比較

血液透析 腹膜透析
治療場所 病院 自宅、職場(自己管理)
治療時間 一回4-5時間週3回 一回20-30分一日4回
通院 週3回 月1-2回
手術 内シャント作成 カテーテル挿入
体液の変動 急激に変動する 緩徐に変動する
心臓等循環器へのストレス 負担が大きい 負担が小さい
水分、食事制限 厳しい 比較的ゆるめ
合併症 不均衡症候群など 腹膜炎などの感染症
継続可能期間 半永久的 約7年


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