排尿後も尿が残っているように感じる残尿感にお悩みではありませんか。
お困りの方は症状を放置しないようにしましょう。背後に何かしらの病気が隠れていることがあるからです。このページでは残尿感があるときに疑われる病気と、泌尿器科で行われている一般的な検査・治療を紹介しています。
気になる症状がある方は参考にしてください。
残尿感がある場合に考えられる病気は?
残尿感はさまざまな原因で引き起こされます。具体的には以下の病気などで引き起こされることがあります。
前立腺肥大症
直腸と恥骨の間で尿道を取り囲むように存在するクルミ大の臓器を前立腺といいます。この臓器が肥大すると、尿道が圧迫されるため残尿感などの症状が現れることがあります。ちなみに前立腺は男性にしかありません。
神経因性膀胱
糖尿病や腰部椎間板ヘルニアなどで膀胱の活動をコントロールする神経が障害されると、膀胱が上手く収縮できなくなります。これによっても残尿感などの症状が現れることがあります。
膀胱炎
膀胱炎の炎症で知覚異常が起こり、実際は尿がないにもかかわらず残尿感に悩まされることもあります。女性に多い症状といえるでしょう。
慢性前立腺炎
男性の慢性前立腺炎では、はっきりとした炎症の有無にかかわらず知覚異常で残尿感が引き起こされることがあります。慢性前立腺炎は原因がわからないことが少なくありません。
排尿症状とは?主な症状やその原因を紹介
残尿感が気になるときに、併せておさえておきたいのが排尿症状です。排尿症状とはどのような症状なのでしょうか。
排尿症状とは
排尿に関係する症状を排尿症状といいます。具体的には残尿感・排尿痛・頻尿などをまとめて排尿症状といいます。排尿症状はどのような原因で引き起こされるのでしょうか。
排尿症状の原因
残尿感がさまざまな病気で引き起こされることからわかる通り、排尿症状もさまざまな病気で引き起こされます。残尿感があればこの病気、排尿痛があればあの病気などのように、症状だけで原因を特定することはできません。
例えば、残尿感・排尿痛・頻尿などの症状は、腎盂腎炎や前立腺炎などでも引き起こされる可能性があります。さまざまな病気が考えられるので、泌尿器科で検査を受けて原因を突き止めることが重要です。
一般的な泌尿器科での検査や治療を紹介
泌尿器科で行われる検査や治療は、疑われる病気により異なります。基本的には問診や検査で可能性を狭めていき、診断すると考えれば良いでしょう。参考に膀胱炎が疑われるときの検査や治療の一例を紹介します。
検査
膀胱炎が疑われる場合は、以下の検査を行うことが多いようです。