泌尿器科でピロリ菌検査を行うことはできるのでしょうか。
また、ピロリ菌検査とはどのような検査なのでしょうか。
このページでは、これらの疑問に答えるとともに、ピロリ菌検査を行っている我孫子の泌尿器科を紹介しています。検査を受けたいと考えている方は確認しておきましょう。
泌尿器科でピロリ菌検査も行える？
泌尿器科を掲げている医療機関の中には、ピロリ菌検査を行っているところがあります。すべての医療機関で検査を受けられるわけではない点に注意が必要です。検討中の方のために、ピロリ菌検査の概要を解説いたします。
ピロリ菌検査とは
ピロリ菌検査とは、ピロリ菌の感染を調べる検査です。ピロリ菌は、胃の粘膜に生息している「ヘリコバクスター・ピロリ」という細菌で、慢性的な胃炎、さらには胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんを引き起こす存在として知られています。胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんが引き起こされる理由は、慢性的な胃炎により胃を守る力が衰えるから。ここに、ストレスや塩分の強い食事などの環境因子が加わり胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどが引き起こされると考えられています（※必ず、引き起こされるわけではありません）。
ピロリ菌検査の種類
ピロリ菌検査には、以下の種類などがあります。
- 尿素呼気試験法
- 抗体測定
- 培養法
- 迅速ウレアーゼ試験
尿素呼気試験法は呼気でピロリ菌の感染を調べる検査、抗体測定は血液や尿に含まれる抗体を測定する検査です。これらの検査は内視鏡を使わないため手軽に受けられます。
培養法は胃の粘膜を採取してピロリ菌を培養する検査、迅速ウレアーゼ試験はウレアーゼと呼ばれる酵素の活性を利用してピロリ菌の感染を調べる検査です。どちらも内視鏡を使用します。
こんなときはピロリ菌検査を
胃がんの家族歴がある方や慢性的な胃の不調を感じている方などは、医師に相談するとよいでしょう。また、内視鏡検査で胃炎と診断された方、内視鏡検査・造影検査で胃潰瘍、十二指腸潰瘍と診断された方方、胃MALTリンパ腫（イマルトリンパシュ）の方、突発性血小板減少紫斑病の方、早期胃がんで内視鏡的治療を受けた方は、健康保険を使ってピロリ菌検査を受けられます。
医療機関のオプション検査とは？
泌尿器科を掲げている医療機関の中には、オプション検査としてピロリ菌検査を用意しているところがあります。オプション検査とはどのようなものなのでしょうか。
ニーズにあわせて選べる検査
オプション検査は、国や健康保険などが定める検査項目に加えて受けられる検査です。受けられるオプション検査の内容は医療機関で異なりますが、ピロリ菌検査のほか、乳がん検査、子宮がん検査、前立腺がん検査、骨塩検査、肝炎ウイルス検査などを受けることができます。
自分で検査を選べる
オプション検査のメリットは、本人が感じている不安や心配にあわせて検査を選べることです。自分の意思で検査を受けられる点がメリットといえるでしょう。「将来の胃がんが心配」といった理由で、ピロリ菌検査を受けることもできます。
ピロリ菌検査が受けられる我孫子市の泌尿器科
ピロリ菌検査を受けられる、我孫子市の泌尿器科を掲げている医療機関を紹介します。
我孫子東邦病院
オプション検査でピロリ菌検査を行っています。検査料金は1,890円です。
泌尿器科のほか、内科、外科、整形外科、形成外科、循環器科、消化器科、脳神経外科、麻酔科、婦人科、胃臓内科などの診療科目を掲げています。
幅広い病気に対応できるといえるでしょう。手術支援ロボット・タヴィンチSを導入している点も見逃せません。
- 所在地 千葉県我孫子市我孫子1851-1
- アクセス JR「我孫子駅」南口より阪東バス・無料送迎バスで10分
- 電話番号 04-7182-8166
- 受付時間 平日 8:00～16:00／土曜日 8:00～11:30
- 休診日 日曜・祝日
東葛辻仲病院
診療科として、大腸・肛門外科、消化器内科・消化器外科、泌尿器科、人間ドック・各種検診を掲げています。
人間ドック・各種検診のオプション検査としてピロリ菌検査（尿素呼気試験）を実施しています。検査料金は5,500円です。
- 所在地：千葉県我孫子市根戸946-1
- アクセス：JR「我孫子駅」北口より徒歩20分
- 電話番号：04-7184-9000
平和台病院
診療科目として、泌尿器科、内科、呼吸器内科、循環器科、消化器内科、糖尿病内科などを掲げています。
ピロリ菌感染の有無を調べられる尿素呼気試験を行っているので、相談するとよいかもしれません。
- 所在地：千葉県我孫子市布佐834-28
- アクセス：JR「新木駅」より徒歩約12分
- 電話番号：04-7189-1111
泌尿器科を掲げている医療機関でもピロリ菌検査は受けられる
泌尿器科を掲げている医療機関の中には、ピロリ菌検査を行っているところがあります。
ただし、すべての泌尿器科で受けられるわけではないので、検査項目を確認してから相談することが重要です。
ピロリ菌は慢性的な胃炎のほか、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんを引き起こす恐れがあります。
気になる方は、ピロリ菌検査を受けられる医療機関で相談しましょう。
