尿路結石という病名を聞いたことはありますか?
尿管結石は腎臓でできてしまった結石が尿管に落ちた状態です。
石のできる場所や大きさによっては激痛を伴い、日常生活を送れなくなってしまうことも。
そんな怖い病気の一つである尿路結石について説明します。
尿路結石とは?
尿路結石はシュウ酸という物質が腎臓で結晶化し結石が形成されることで生じます。
原因としては体質・遺伝的な要因が多く、メタボリックシンドロームも原因となります。
尿管結石とは?
尿管結石は腎臓でできてしまった結石が尿管に落ちた状態です。
食生活が原因となる場合もあり、ホウレンソウ、タケノコ、サツマイモ、紅茶、緑茶などシュウ酸を多く含む食品はゆでるなどしてシュウ酸を減らしてから飲食するようにしましょう。
カルシウムと一緒に摂取することでも、シュウ酸の吸収を抑えることができます。また肉の脂身や皮、魚、卵、乳製品などの動物性脂肪をたくさん含むものを食べ過ぎると腸内にシュウ酸が増え、結石ができやすくなります。
近年、尿管結石の患者は増加中で、特に肥満・運動不足・動物性たんぱく質や脂肪の過剰摂取などをしている人がかかりやすいです。
尿管結石の症状
石があるほうの脇腹や背中、お腹などに激しい痛みを感じます。
血尿や吐き気を伴うことも多くあります。
尿路結石の予防方法
1.十分な水分補給
水分をあまり摂らない人は、たくさん水分を摂取する人より尿が濃縮されて尿管結石になりやすいです。
入館結石を予防するには、毎日食事を除いて2リットル以上の水分摂取を心がけましょう。
2.カルシウムの摂取
以前はカルシウムは尿管結石を予防するためには多量に摂取しないほうがいいと考えられていました。
しかし近年は、カルシウムがシュウ酸の吸収を抑制してくれることが判明しましました。
予防のためには、毎日600~800ミリグラムのカルシウムの摂取が推奨されています。
3.クエン酸の摂取
クエン酸はカルシウムの吸収を抑制するためカルシウム結石の予防に効果的。
果物や野菜に多く含まれますが、摂取しすぎるとシュウ酸も必要以上に摂り過ぎてしまうので注意が必要です。
尿管結石は激痛に襲われる病気! 日々の食生活を見直して予防しましょう
尿管結石の主な原因は食生活。シュウ酸の摂り過ぎや動物性たんぱく質の過剰摂取、水分不足などから引き起こされます。
尿管結石は一度罹患してしまうと激しい痛みを伴うだけでなく、再発のリスクも高いです。
毎日の食生活を見直し、病気になる可能性を減らしましょう。