経尿道的前立腺切除(TURP)を受ける可能性が生じると、概要を押さえておきたいと考えている方もいるでしょう。このページでは、経尿道的前立腺切除(TURP)の特徴、手術内容を解説しています。さらに、治療を受けるメリット・デメリットも紹介しています。経尿道的前立腺切除(TURP)について理解を深めたい方は、参考にしてください。
経尿道的前立腺切除(TURP)とは
経尿道的前立腺切除(TURP)は、尿道から内視鏡を挿入して電気メスで肥大した前立腺を切除する手術です。一般的な手術は、以下の流れで進みます。
- 下半身麻酔をかける。
- 尿道口から内視鏡(切除鏡)を挿入する。
- 肥大した前立腺を電気メスで切除する。
- 圧迫止血するため、尿道カテーテルを挿入する。
手術に必要な時間は2時間程度です。尿道カテーテルは、術後2日目頃に抜去します。排尿に問題がなければ、尿道カテーテルを抜去した翌日から退院できます。退院後は、経過観察を目的とした外来受診が必要です。
経尿道的前立腺切除(TURP)のメリット・デメリット
続いて、経尿道的前立腺切除(TURP)のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
代表的なメリットは以下の通りです。
- 短時間で手術を終えられる
- 前立腺を正確に切除することで、術後の尿失禁を抑えられる
経尿道的前立腺切除(TUR-P)は、前立腺肥大症の優れた治療法と考えられています。
デメリット
代表的なデメリットは以下の通りです。
- 手術者の技量・経験による影響を受けやすい
- 肥大が大きい場合は手術に時間がかかり、それに伴い出血量も多くなる
- 水中毒(TUR症候群)で、悪心、血圧低下などを起こす恐れがある
現在でも経尿道的前立腺切除(TUR-P)は有用な手術ですが、同術式の欠点を補う治療法も開発されています。
経尿道的前立腺切除(TUR-P)は実績豊富な医療機関で
尿道から内視鏡を挿入し、電気メスで肥大した前立腺を切除する手術を経尿道的前立腺切除(TUR-P)といいます。前立腺を正確に切除できるなどのメリットがあるため優れた術式と考えられていますが、効果は手術者の技量や経験から影響を受けやすいとされています。経尿道的前立腺切除(TUR-P)は、実績豊富な泌尿器科で受けるほうがよいかもしれません。
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