泌尿器科は腎、尿管、膀胱、前立腺など尿路系の病気を治療するための診療科です。
では、泌尿器科は具体的にいったいどのような病気を治してくれるのでしょうか?
ここでは、泌尿器科にて対応できる症状をお伝えします。
泌尿器科で治療できる病気とは
以下、泌尿器科にて対応できる症状です。
- 尿の異常 尿の色がおかしい赤い(血尿)、白い尿の濁り(混濁尿)、茶色・黒い・青いなど 尿が臭う、尿に空気や浮遊物が混ざる。 健診で血が混じっているといわれる。(尿潜血)
- 排尿の異常 尿の回数が多い(頻尿)、尿の出が悪い勢いが弱い(尿勢低下)、排尿に時間がかかる急に 尿がしたくなる、尿が我慢できない(尿意切迫感)尿が漏れる(尿失禁)、尿をする時に痛む(排尿痛)、尿が出ない(尿閉) 排尿や尿に関するあらゆる病気の診断を行います。
- 膀胱の異常 神経因性膀胱、膀胱炎、膀胱結石、過活動膀胱、膀胱がんなど膀胱に関するあらゆる病気の治療・診断を実施します。
- 性器の異常 陰茎や陰のう、精巣など性器に関する痛みや勃起障害などの異常を診察します。
- 淋菌やクラミジア感染症などの性病の診断も行っています。
泌尿器科に行く前に
泌尿器科に行くと、症状によって異なりますが、現状について聞かれます。
診察を受ける前に、以下の質問にはすらすら答えられるよう準備しておきましょう。
- 陰部など性器、またはそれ以外の箇所にかゆみ、腫れ、水ぶくれなどの症状はありませんか?
- 出血はありませんか?
- 排尿時に痛みはありませんか?(痛みがあるとしたら初期と終期どちらですか?)
- 残尿感はありませんか?
また行く前はふだんの状態でかまいません。
時々、診察のときに備えて、事前にシャワーを浴びたり、お風呂に入ったりする人がいますが、逆に菌やウイルスが洗い流されてしまい正常な診断ができなくなる可能性があります。
また尿検査をすることもありますので、診察の2~3時間前はトイレに行かないことをおすすめします。
尿や膀胱に不安を感じたら迷わず診察を受けましょう!
泌尿器科にて診察を受けられる症状は分かりましたか?
尿や膀胱にまつわる病気のなかには日常生活に支障を来すものも少なくありません。
「下半身の診察なんて恥ずかしい」という気持ちは分かりますが、放っておくと症状はさらに悪化してしまう可能性も。
早期に完治させるためにも、早めの診断を心がけましょう