腹腔鏡下摘出術が必要といわれた方は、いろいろと気になる点があるはずです。手術を受ける前に、概要を知っておきたいと考えている方もいるでしょう。このページでは、腹腔鏡下腎摘出術の特徴と手順を解説しています。さらに、メリット・デメリットも紹介しています。腹腔鏡下摘出術を予定している方は、確認しておきましょう。
腹腔鏡下腎摘出術とは?特徴や一般的な手順を解説
身体にあけた小さな穴から内視鏡を挿入し、モニターに映し出された映像を見ながら手術を行う術式を腹腔鏡手術といいます。腹腔鏡下腎摘出術は、この術式を用いて腎臓を摘出する手術です。つまり、身体に5~15㎜程度の穴をあけて、そこから内視鏡を挿入し、モニターに映し出された映像を見ながら腎臓を摘出する手術を腹腔鏡下腎摘出術というのです。腹腔鏡下腎摘出術の流れは以下の通りです。
- 全身麻酔をかける。
- 腹部に、数カ所、小さな穴をあけて内視鏡・器具などを挿入(炭酸ガスでお腹を膨らませる)。
- 腎臓を切断し、体外へ取り出す(腎臓を取り出す部分の傷は大きくなります)。
- 腹部にあけた穴のひとつに血液などを排出する管(ドレーン)を留置する。
- その他の穴は縫い合わせる。
具体的な手順については、手術を受ける医療機関で確認してください。
腹腔鏡下腎摘出術のメリット・デメリット
続いて、腹腔鏡下腎摘出術のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 腹腔鏡下腎摘出術のメリットは以下の通りです。
- 従来の手術に比べると傷が小さい
- 傷が小さいので術後の痛みが少ない
- 傷が小さいので回復が早い
- 術後に残る傷痕が小さい
患者にとって負担の小さな術式といえるでしょう。
デメリット
腹腔鏡下腎摘出術のデメリットは以下の通りです。
- 手術における操作が限定されるため、手術者に技術力が求められる
- 開放手術より手術時間は長くなる傾向がある
- 周囲臓器に損傷があった場合などでは、開放手術が必要になる
上記のことがあるため、信頼できる医療機関を選択することが重要といえるかもしれません。
我孫子市で腹腔鏡下腎摘出術を受けるなら我孫子東邦病院へ
腹腔鏡下腎摘出術は、身体にあけた小さな穴から内視鏡を挿入して、腎臓を摘出する手術です。従来の手術に比べると、体にかかる負担が小さいメリットがあります。非常に魅力的ですが、手術者には高度な技術と経験が求められます。我孫子東邦病院の泌尿器科は、実績・経験とも豊富です。腹腔鏡下腎摘出術が必要な方は、相談してみるとよいかもしれません。