腹腔鏡下腎尿管摘出術を行う可能性が出てくると、手術内容が気になるはずです。お困りの方のために、腹腔鏡下腎尿管摘除術の特徴と基本的な手順を紹介します。さらに、腹腔鏡下腎尿管摘除術のメリット・デメリットも解説します。以下の情報を参考にすれば、どのような手術であるかがわかるはずです。
腹腔鏡下腎尿管摘出術とは?特徴や一般的な手順を解説
腹腔鏡下腎尿管摘出術は、体にあけた小さな穴から内視鏡や器具を挿入し、モニターで映像を確認しつつ腎臓・尿管・膀胱の一部を摘出する手術です。膀胱の一部は、下腹部を切開して切除、摘出します(開放手術)。腹腔鏡下腎尿管摘出術の一般的な手順は以下の通りです。
- 全身麻酔をかける。
- 体に小さな穴をあけて、炭酸ガスでお腹を膨らませる。
- 体にあけた小さな穴から内視鏡や器具を挿入する。
- 腎臓と尿管を遊離させる。
- 下腹部を切開して、膀胱の一部を切除する。
- 腎臓・尿管・膀胱の一部を摘出する。
- 血液などを排出する管(ドレーン)を挿入して、お腹を縫合する。
具体的な手順については、手術を受ける医療機関で確認してください。
腹腔鏡下腎尿管摘出術のメリット・デメリット
腹腔鏡下腎尿管摘出術には、以下のメリットとデメリットがあります。
メリット
代表的なメリットとして以下の点が挙げられます。
- 開放手術に比べると傷が小さい
- 術後の痛みが少ない
- 術後の回復が早い
- 術後に残る傷痕が目立ちにくい
- 出血が少ない
基本的には、患者にかかる負担が少ない手術といえます。
デメリット
代表的なデメリットは以下の通りです。
- 手術時間は開放手術と同等かそれよりも長い
- 出血や周囲臓器の損傷などにより、開放手術が必要になるケースがある
- 手を使えず操作が限定されるため、手術者に技術と経験が必要
腹腔鏡下腎尿管摘出術を受ける場合は、これらを理解しておかなければなりません。
腹腔鏡下腎尿管摘出術は実績豊富な医療機関で受けましょう
腹腔鏡下腎尿管摘出術は、体に小さな穴をあけて内視鏡などを挿入し、モニターで映像を確認しながら、腎臓・尿管・膀胱の一部を摘出する手術です。開放手術に比べると傷が小さいため、術後の痛みが少ない、術後の回復が早いなどのメリットがあります。ただし、デメリットがないわけではありません。手術時間が長くなることや開放手術が必要になることがあります。いずれにせよ、手術者に技術と経験が求められるため、信頼できる医療機関で受ける方がよいでしょう。
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